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日々の中で [考察]

ここのところ就職活動で、一日3社近く足を運ぶ毎日が続いている。
大手広告会社を始め、総合商社の面接も徐々に始まった。
エントリーシートを出せば、企業から社員面談の電話を頂き、
自分の価値観をぶつけて見る。
そんな中で、一日に10キロは軽く歩いているだろうか。
基本的に近場で交通機関は使わない。
大阪の南から北程度なら歩いて見る。
時には南から自宅まで15キロ近くを歩くこともある。
何故か・・・?
思考が回転している時は、気付くことが多い。
大阪市によるウツボ公園と扇町公園で暮らすホームレスの強制撤去が幾分か前、
ニュースで取り上げられた。
実際に足を運んで見ると、テントはおろか、公園の形状すら工事によってその姿を変えている。
彼らは、どこへ行ったのだろうか。
アルバイトでビラ配りをしていた頃、ビックイシューという市の職業支援で行われている
雑誌を配る男性と良く会話を交わしたことを思い出す。
一冊に付き、100円の収益を得れるのだとか。
それでも一日に20冊売れると良い方で、友人は空き缶やダンボールを集めて
一日に3000円程度のお金が手元に届くという。
働いたりとかって考えへんの??
毎日、会話を交わすようになりふと聞いてみた。
すると、ハローワークへ足を運んでも住所が無いために働くことが出来ないのだという。
そんな話を思い出しながら公園を通り過ぎる。
ウツボ公園から、次の会社説明会の会場へと向かう途中飛び込んでくる
市役所から5時定刻に出てくる職員が少し残念に思えた。


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柴門ふみの「小早川伸木の恋」 [考察]

現在、木曜10時から放送されているドラマ、「小早川伸木の恋」。
現実社会をかなり如実に描写されていると感じる。
過去にトラウマを持つ人間。
政治的に癒着を持ち私服を肥やす人間。
プライド高い人間。
ストレスをうまくかわしているように見える人間。

現実において100%の幸福はないと松下幸之助は言った。
そして、50%の不幸があるならば50%の幸福があるとも言った。

果たして自分は現実に素直に対峙出来ているのだろうか。
出口の無い迷路を芯の無い鉛筆でゆっくりとなぞっているだけなのかもしれない。
声無き声で微かに助けてと泣いても展開する渦には触れさせてももらえない。
そんな状況に自分はいるのかもしれない。

自分を振り返る、自分を見つめなおす。
社会を垣間見る、社会を紐解く。
この年齢で読む漫画は、正鵠を射ているものが多い。
幼少期にさして読んでいなかったことを今になって後悔する次第である。


遊具は消える? [考察]

先日、大阪の枚方で公園のブランコで指を切断する事故がありました。
加えて、福岡でも滑り台で指を切断する事故が・・・。
私の母校である小学校に帰省した時によった時、明らかに物淋しい校庭になっていました。
昔あった回旋塔は撤去され、ジャングルジムはただの滑り台になり
自分の背よりも高かった鉄棒があった場所は砂場になっていました。
朝の会が始まるまでにあった山坂達者という山へ走りに行くことも
今では無くなったといいます。
私が小学校の頃は、山坂達者でクワガタを捕ったり、カブトムシを捕ることが楽しみだったり、
先生からスタンプを捺してもらうことが楽しくてしょうがなかったんですが。

今の子どもは学校で何をして遊ぶのでしょうか。
滑り台も無くなり、ブランコも無くなったとしたら・・・。
遊具の順番待ちをする子ども。
遊具の取り合いになりけんかをする子ども。
危ない遊びをして痛い思いをする子ども。
ここから学ぶことは多くあるはずです。
この事件をきっかけに遊具がなくなってしまうことがなければいいのですが・・・。


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MOMENT [考察]

今回は本多孝好さんの「MOMENT」
病院で掃除夫として働く主人公が必殺仕事人として
死の近い患者の願いを叶えていくストーリーです。
この小説を読みながら年甲斐も無く電車の中でまた泣いてしまいました・・・。
涙腺のネジはどこか外れてしまったように脆く
無意識のうちに頬を伝い、胸元に。
人の涙の量は皆同じだと言う人がいます。
果たして本当にそうなのでしょうか・・・。
私はそうは思いません。
誰もが違う体験をして苦しみや痛みや感動があるのだから
涙の量も相応に変化するものでしょう。

この小説のお薦めの章は「FIREFRY」
上田さんと言う女性患者についての話。
入院をしていても誰も会いに来てくれない淋しい女性。
そんな女性が主人公に仕事人の話を持ちかけてくる。
「仕事人は死の近い患者の願いを聞いてくれる。」
「そして、それは病院の掃除夫らしい。」
そんな噂を聞きつけて。
どの章の切り口も似ていますが、今回の章にはやられたと思いました。
この続きは実際に読まれて下さい。
きっと豊かな気持ちになれるでしょう。



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秋の忘れ物 [考察]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051015-00000030-san-soci
秋は紅葉を忘れたようです。
それとも、残暑が秋の風物詩を冬にプレゼントしろと言っているのでしょうか。

例年に無く暑い日が毎日続いています。
大阪は昨日、雨のために低かったとは言え最高気温21.8度。
そんなに着ることも無い秋服を購入しなくて良いというのは嬉しいのですが
どこか秋を感じれなく寂しく思います。
雨量も秋に比べては少なく、今年は金木犀の開花も遅いとか・・・。
今年は京都の清水寺からの絶景を眺めることは難しいかもしれませんね。
去年は台風一過の影響で色づくことなく散ってしまった紅葉。
今年は去年よりきれいな紅葉になるそうですが、東北でも11月中旬が見ごろと
相当遅くなる見込みだとか・・・。
まぁでもクリスマスに紅葉なんていうのも風情があっていいのかもしれませんね。


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町の小さな結婚式 [考察]

昨日、土曜日にインターン先の事務局員の方の結婚パーティーに参加させていただきました。
18時から京都・二条にある洋食屋さんを貸しきって行われたのですが
店の広さもそんなに広くは無く、参加者も25名前後と小さなパーティーでした。
新郎の方はインターン生の担当をされている方でお世話になっているのですが
新婦の方とお会いするのは初めて。
二人は、このNPOに新婦がボランティアとして入ってきたことで知り合ったそうです。
スーツを身に纏う新郎と、レンタルのドレスを身に纏う新婦。
決して華やかで、も盛大でも無いパーティー。
しかし、皆が楽しそうに歓談し、新郎を、新婦をお祝いしてしていました。

NPO法人で働く前は物凄く捻くれた視点でボランティアや非営利という言葉に対して
接していた私。
NPOにインターンしようと思ったのもきっかけもそこが興味あってのかもしれません。
しかし、このNPOに参加している方々を見ているとそうでもないのだなと思うようになりました。
明らかに私よりも高学歴な人が多く(勿論、高学歴が良いと言う訳ではありませんが。)
京大、東北大、立命、阪大などなど・・・。
「何故、そんな大学を出て」とか「何故、NPOなのだろう」とか正直思います。
NPOは決して儲かる仕事ではありませんし
会員からの会費と市からのアウトソーシングされた仕事で賄っているようなものです。
正直、民間の企業に比べると給料も微々たるものでしょうし
持続可能な社会というアジェンダ21を目指して活動するこのNPOがいつ持続可能で無くなるのかも
わかりません。

しかし、今日の披露宴?を見ているとそんなことは必要ないのかもしれないなと思いました。
手作りのケーキに手作りの伴奏。
手作りの余興があって手作りの引き出物。
価値というものはすべてが”金”によって構築されるものではありません。
彼らにとっての価値はなんなんでしょう。
思い出なのかもしれないし、大好きな人との時間かもしれない。
人から愛されることかもしれないし、人を愛することなのかもしれない。
生きる場所なのかもしれないし、生きているという実感なのかもしれない。

偽善的に思えていた非営利組織の活動。
でも、儲からない活動にこれだけ熱心には私はなれません。
そういう人間もいるということをわかっただけでもインターンは成功なのかもしれません。

さて、私の価値は何なのでしょう。
この世界の中で一人だけ遮断され、空間は交わることはありません。
パーティーを見ているのは私であり、私ではなく、
散文的に記号化された自分を正当化していた自分だったのかもしれません。
どこか違和感を感じながら、その場をやり過ごし
一本5000円するというワインに口をつける。
知らない人ばかりの中でテントウムシのサンバを歌う。
思うに一番、偽善的なのは自分なのかもしれませんね。


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DREAM BATON [考察]

いだえりさんから頂いたバトン。
がんばりますわ♪
とりあえず、今日はこちらから。
Q1.小さい頃何になりたかった?
そうですね・・・。小6ぐらいからはプロボクサーですかね。
兄貴は大阪の大鵬ジムへ通っていましたが・・・。
あとは学校の先生でしたね。

Q2.その夢叶った?
ボクサーはもう不可能ですね。
左膝の半月盤が中3の時に粉砕して以来。
両肩も脱臼してますし、その他に骨折が2箇所程。
柔道のせいですかね。
先生は教職をとっていないために難しいです。
残念ながら・・・。

Q3.現在の夢は?
当面は就職です。
あとの夢はジャマイカとペルーにあるマチュピチュに行くことですかね。
ジャマイカはラスタファリズムの本元を見ておきたいということ。
マチュピチュは単なる興味です。
高度2300メートルにあんなものがあるなんて不思議なものですよね・・・。

Q4.宝くじで三億当たったら?
大学院進学を考えるかもしれません。
ターンテーブルも買っちゃうかも・・・。
免許取りに行って・・・。
車買って・・・。
家を引っ越して・・・。
服買って・・・。
親に大学の学費と予備校の学費を払って・・・。
たいぶガメツイ人間ですなぁ・・・。
私。

Q5.あなたにとって夢の様な世界とは?
難しいですね。
答えは無いかも知れません。

Q6.昨晩見た夢は?
特に見てないですわ笑。
爆睡しちゃってます。

Q7.この人の夢の話を聞きたいと思う5人は?
そうですね・・・。
あまりブログ内に友達がいてないので難しいんですが
もりけんさん、良優さん、yutakamiさん、あいさんくらいでしょうか・・・。
今でもブログを見ていただいているのであればmakoさんにもお願いします。


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彼女の理解できない行為 [考察]

読む前に警告です。
この記事を読むとコーヒーが飲めなくなる可能性があります。
繊細な方は読むのをおやめください。

私には2年間付き合っている彼女がいます。
一時期は半同棲をしていましたが、お互いが多忙になり
今では会う頻度も週一くらい。
彼女はエステというか整体師というか・・・。
良くわからないところでバイトしています。
いずれはそこで就職するのだそうです。
私大でも関西ではトップクラスの大学へ行ってからその業界へ入ることは
もったいないとも思ってしまいますが
本人が興味を持ち、やりたいのであればそれが一番なのかもしれません。
私は特にやりたい業種というものもありませんから・・・。
とりあえずは、マスコミ関係を視野に入れて就職活動をするのでしょうけれども・・・。
さて、そんな彼女。
エステで働き始めたのは春先だったのですが
何かに洗脳されたかのように可笑しな行為を行うようになりました。
まず、美顔機の購入に始まり
4万円もするという痩せゲルというダイエット。
極めつけは腸内洗浄たるもの・・・。
点滴のようなものに腸内洗浄用のコーヒーを入れ
それをお尻のへ・・・。
そんなことを自分でやる勇気が私には全くありません。
女性の方は結構やっているもんなんでしょうか・・・・。
一回、4万のダイエット。
そしてその極めつけ・・・。
直腸癌検査の前に白い水を1、5リットル程のんで腸内を空にするというのは
聞いたことはありますが・・・。
う~む・・・。
わからない。


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リリーさんの東京タワー [考察]

もし自分が死んだとして誰か泣いてはくれるのだろうか。
小学校時代、兄貴からの虐待、お袋の死、親父の暴力を頭の中で因数分解しながら
ずっと考えてきた。
りりー・フランキーの東京タワー~オカンとボクと、時々、オトンを呼んで
自分を回顧してみる。
追憶の母親(以前にアップした記事)のように私も彼と近いものを感じる。
著者がよく引き合いに出す祖母の言葉。
「生みの親より、育ちの親と言うからね。」
私はお袋を小1で亡くし、中3で親父の再婚によって母親を得た。
若干は違うものの自分に重ねて読める作品だ。
著者のオトンとうちの親父がまた酷似する。
周囲がヤクザということや、マイペースぶり。
育ての母親をうちに連れてきたときなどは甚だしく、
連れて来られたお袋の方もなぜ連れてこられたのか理解できておらず
気付けば男3人兄弟が5人になっていた。
無茶苦茶な親父には私も兄も、そしてお袋も相当に頭を悩ませられた。

北九州へ予備校の入校ため、18歳の時に家を出て以来、
実家にはほとんど帰らない。
親父とすれ違えばどんな愚痴を言われるかもしれないために、
盆と正月に帰った際にもほとんど家にはおらず
友人の家や車の中、ファミレスで寝ていた。
そして、今年の盆にはとうとう実家には帰らなかった。
大阪に出てきて以来、地元のことを考えることも少なくなった。
実家に居る時にはお袋から離婚話を相談され
何かと揚げ足を取りいちゃもんを付けたがる親父の相手をし、
やたらと切れやすい兄貴の顔色を伺いながら日々を送る。
そんな空間からの脱却は私の中に常にあった死への願望も取り除いてくれた。

しかし、それは良いことだけではなかったとも思う。
今の自分には鬼気迫るものがない。
そんな自分にあの頃を思い出させてくれ、鋭気を取り戻させてくれる作品だった。



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不祥事の責任追及 [考察]

最近、粉飾決算のニュースを目にする。
不二サッシと同様に今回はカネボウでも起きたようだ。
今回の事件も先の事件も、日本的経営に問題があると考えることが妥当だろう。
企業犯罪は主に経営者やホワイトカラー層によって組織的に行われるものだ。
また、社会経済生活の複雑、多様化、各種利益の対立、交錯、価値観の多元、多様化と
変動といった現代社会がもたらすものであるとある著書には定義されている。

アメリカの経営体制は基本的に資本家が経営者を支配し、経営者の任免権を保有している。
これとは対象的に、
日本の経営体制は資本家でない管理者が企業組織体を経営しており
経営者と結託して株主総会を形骸化する総会屋が貪る社会になっている。
今回のカネボウの粉飾決算にしても
会計士経営者の圧力から意に沿うような会計監査を行ったと見られる。
会計士の立場を考ると、踏み絵を敷かれ
表立たないヘゲモニックな力が生じていたことだろう。

また、数ある不祥事について私が不可解であるのは
企業活動から生じる犯罪の実態を帯びていたとしても
刑事責任の追及は個人になされるという点である。
今回、逮捕されたのは会計士三人。
裏で圧力をかけたであろう当の本人は何事もなかったかのように企業再生を熱く語る。

そして、NHK現会橋本元一は受信料未払いを法的手段に打って出るとコメントをした。
前会長海老沢勝二が辞任することで不祥事が解決されたと考える姿勢は
恐らく視聴者の不信感を煽るものだったのではないだろうか。

不祥事の責任追及は扇動者である個人が罰されることは勿論である。
しかし、グレーな部分となりわかりにくい立場にある首魁も
罰されるシステムの構築が必要性があるのではないだろうか。
当事者であって当事者を忌避することが可能であるのは
あまりにも理不尽で不条理ではないか。



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