柴門ふみの「小早川伸木の恋」 [考察]
現在、木曜10時から放送されているドラマ、「小早川伸木の恋」。
現実社会をかなり如実に描写されていると感じる。
過去にトラウマを持つ人間。
政治的に癒着を持ち私服を肥やす人間。
プライド高い人間。
ストレスをうまくかわしているように見える人間。
現実において100%の幸福はないと松下幸之助は言った。
そして、50%の不幸があるならば50%の幸福があるとも言った。
果たして自分は現実に素直に対峙出来ているのだろうか。
出口の無い迷路を芯の無い鉛筆でゆっくりとなぞっているだけなのかもしれない。
声無き声で微かに助けてと泣いても展開する渦には触れさせてももらえない。
そんな状況に自分はいるのかもしれない。
自分を振り返る、自分を見つめなおす。
社会を垣間見る、社会を紐解く。
この年齢で読む漫画は、正鵠を射ているものが多い。
幼少期にさして読んでいなかったことを今になって後悔する次第である。
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